2017年9月5日火曜日

楽園の海に生きるもの(8月の終わりの話、下)

前回と今回のブログを書いていて、”8月の終わり”という単語のもの哀しさに少しツボってる伊藤です。

”3月の終わり”というとなんか出会いと別れの慌ただしい感じだし、”12月の終わり”というと年末だし、”1月の終わり”というとその翌日は僕の誕生日だし(オット、)

そんな8月の終わり。

僕はほぼほぼ世界の果てと言ってもいいような場所にいました。

日本から飛行機で5時間(パラオに直行便で来るならね)
そこからおおよそ3ヶ月に1本しか無い現地政府のチャーター便に渡りをつけ(取り扱ってる旅行社は世界のどこを探しても)
その船でゆられること36時間(全て超弩外洋です)

たどり着くのが、パラオ南西諸島、トビ州。それとヘレンリーフです。

今日はヘレンリーフの話。



砂のみで出来た島は鳥の楽園であり、ウミガメの産卵も頻繁に行われています。

リーフのほぼ7割が保護区域に指定されているため、釣りはおろか、潜ることも泳ぐことも出来ません。(このリーフを守るためだけに、電気もガスも水道もないこの砂の島にレンジャーが常駐しています)

前回は、(結局ブログに書かなかった3月の話)


レンジャーの入江をスノーケルしてきました。↑はその時にレンジャーの桟橋の下にいたカワイイアジの群れ。

そして今回は、パラオスポートが停泊していたその下を、船底のチェックがてらタンク背負って行ってきました。

アンカリングした、この絶海の環礁(ヘレンリーフ)内側の水深は45m。

普通に考えれば、根も無い、チャネルでもない、こんな環境にいるのは、ボートにたかる小さな魚くらいです。

ですが、船の下にはここは楽園の海なのだと納得させるような生き物が無数に漂っていました。


パラオスポート右舷側のペラ、ですが分かりますでしょうか? たくさんのクラゲ。


水面付近から、


深い水深まで、(パラオスポート船底が写ってますが、周りの大小の影は全てクラゲです)


おそらく、海水浴場などでもよくいるミズクラゲだと思うのですが、環境の良さもあって非常に美しい。

そしてこの時も、僕はほぼ裸にBCD背負って潜っていたんですが、全く刺されませんでした。あえて触りはしませんでしたが、水中にアレだけいると避けようなどありません。これらがミズクラゲだとしたら毒もあるし刺しもしますが、ほとんど痛みはないはずの種類なので、そんなのも楽園の海の生き物っぽい。


凪の海に降り注ぐ太陽、何も無い海中に無数に群れ漂う海月(くらげ)。

これが楽園の海なのだ、と言われると、イルカやクジラがザバザバ泳いでいるラッセンの絵より僕には説得力のある、幻想的な光景でした。

潜水時間は、ほぼ60分。

データは一応取ってあるので、お約束は出来ませんが、楽園の海、ご希望の方はパラオスポートまで。


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